年をとってから社交ダンスを始めるのはもう遅い？
いえ、そんなことはありません。
社交ダンスの競技者人口は約100万人。下は10代から上は80代の方まで幅広く楽しめるダンススポーツであり、
とくに定年退職された方や子育てを終えられた方に人気沸騰中です。
社交ダンスの魅力は交流が広がるのはもちろん、さらにアンチエイジング効果を期待でき、中高年の方にこそ始めるメリットの多い競技です。
この記事を読むと社交ダンスがなぜアンチエイジング効果を期待できるのか、その他の社交ダンスの魅力について詳しく知ることができます。
社交ダンスはソシアルダンスと競技ダンスの2種類ある
社交ダンスは目的や種目によってさまざまな分け方がされます。
パーティー会場でその日に出会ったばかりの人と踊ることもある「ソシアルダンス」、決まったパートナーと共にコンテストで技の美しさを競う「競技ダンス」の2つに目的別で分けられます。
さらに、競技ダンスはスタンダードとラテンアメリカンの2種に大別され、それぞれ5種目ずつの合計10種目に分類されます。
詳しい種目に関しては以下の表をご覧ください。
| スタンダード | ラテンアメリカン | パーティーダンス |
|---|---|---|
| ワルツ | ルンバ | ジルバ |
| タンゴ | チャチャチャ | ブルース |
| スローフォックストロット | サンバ | マンボ |
| クイックステップ | パソドブレ | ボックスルンバ |
| ヴェニーズワルツ | ジャイブ |
運動経験の少ない初心者にはジルバやブルース、マンボから始めるのがオススメ。個人のレベルに応じて難易度も調節できるのも社交ダンスの魅力です。
アンチエイジング効果が期待できる
社交ダンスはアンチエイジングの効果を期待することができます。具体的には、
– 姿勢が良くなったり
– バランスが良くなったり
さまざまな効果を期待できます。
姿勢が良くなる
あなたは普段自分の姿勢がどうなっているのか意識したことがありますか？
おそらくほとんどの人は意識したことはないかと思います。
社交ダンスを始めるとレッスン中に講師から何度も姿勢について注意されます。次第に自然と姿勢について意識する頻度が高まります。
良い姿勢を保つためには抗重力筋と呼ばれる体を支える筋肉を刺激することが重要です。
姿勢は年を重ねるごとに年々悪くなってしまう傾向があります。体を支える筋力が低下したり、バランス感覚が低下してしまうからです。姿勢を意識することでこれらの高重力筋が収縮する頻度が増え、筋力の衰えを防止することができます。
バランスが良くなる
社交ダンスはバックステップを踏む機会が多いのが特徴です。バックステップはふくらはぎの筋肉で体を支えなければ上手に踏むことができません。
初めのうちはバランスを保てずふらくつことも多いですが、練習を重ねるごとに筋肉が強化され、バランスもよくなります。
また、種目によってアップテンポであったり、スローテンポであったりとさまざまなリズムでステップを踏まなければならないので、普段使うことのないような筋を満遍なく刺激することができます。
ダンスを楽しみながら同時に筋トレもできる一石二鳥な面も持ち合わせています。
非日常が味わえる
煌びやかな衣装を身に纏ったり、パーティー会場で知り合った魅力的な女性を踊ったり、コンテストに参加したり、普段の生活を送るだけなら決して味わうことのできない体験をすることができます。
非日常を味わうことで転地効果によりストレス軽減やホルモンバランスの調整などの効果が期待できます。
交流の幅が広がる
社交ダンスの男女比率は3：7と女性の方が大半を占めています。パーティー会場でステキな女性との出会いがあるかもしれません。
また、ダンス教室で知り合った方が偶然にもすごい肩書の持ち主だったということもあります。本来であれば、知り合うこともなかったような医者や弁護士、とある企業の社長の方々と仲良くなれるチャンスがあるところも社交ダンスの面白い部分です。
まとめ｜社交ダンスは中高年こそ始めるべきダンススポーツ
社交ダンスを始めることによって得られるメリットをまとめると以下の3つ。
– アンチエイジングが期待できる
– 幸福感が得られる
– 交流の幅が広がる
競技中はいかに自分を美しく魅せられるかがポイントになってきます。レッスン中に何度も講師に注意を受けることで自然と日常生活上で姿勢を気にする頻度が多くなってきます。
年を重ねると、徐々に体の筋力は低下してしまうので、普段から姿勢を正しく保つことでいつまでも若々しく綺麗なプロポーションを保つことが可能になります。
パーティー会場に普段着ることのないような煌びやかな衣装で参加したり、競技ダンスのコンテストで入賞したり、非日常を味わえるのも社交ダンスの魅力の1つです。非日常を味わうことでストレス解消にも繋がります。
社交ダンスにはさまざまな職種の方と出会う機会があります。ですが、どんなに偉い肩書をお持ちの方でもダンスを踊る際は皆対等の立場になります。社交ダンスがきっかけで新しい友人ができるかもしれません。
以上、社交ダンスの魅力に関して解説しました。
中高年だからと言って悩む必要はありません。この記事を最後まで読んでいただけたということは、多少なりとも社交ダンスに興味があるということは間違いありません。
勇気を出して一歩踏み出してみませんか？きっと楽しい未来が待っています。
