ドレスコードの中でセミフォーマルってどんなスタイルかご存じですか？
フォーマルとの違いは何なのかイマイチわからない方もいるのではないでしょうか。
どんなドレスコードの場でも、おじさんっぽくならずに紳士的にばっちり決めたいですよね。
「準礼装」とも呼ばれるセミフォーマルは、どんなシーンでどんな服装をするべきなのか紹介します。
セミフォーマルとは？
ドレスコードのセミフォーマルとは、フォーマルの次に格式の高いスタイルのことです。
また時間帯によって、服装が異なります。
昼（午前中から１８時まで）は「ディレクターズスーツ」、夜（１８時以降）は「タキシード」が基本スタイルとなります。
最近では昼夜問わず着用できる「ブラックスーツ」もあります。
一般的なビジネススーツより、ワンランク上のスーツと覚えておくと良いでしょう。
冠婚葬祭や、子供の入学式や卒業式、高級レストランでの会食など、普段よりかしこまった場では、セミフォーマルが求められることが多いです。
セミフォーマルスタイル
ディレクターズスーツ、タキシード、ブラックスーツの違いは何なのでしょうか。
それぞれの特徴と一緒に紹介します。
ディレクターズスーツ
ディレクターとは重役という意味です。
重役の執務服として普及したことからそう呼ばれています。
その名の通り、重役クラスの格式高い昼の準礼装として用いられています。
黒無地のジャケットに、スラックスはグレーに黒の縞が入っているコールパンツが主流です。
ワイシャツは白無地で、シルバーやライトグレー地に黒やグレーの縞が入ったレジメンタルタイを締めるのが一般的と言われています。
タキシード
最近では夜の正礼装として着用されることも多いタキシードは、本来は夜の準礼装の位置づけです。
黒のジャケットに、1本の側章が入ったパンツ、カマーバンド（またはベスト）、黒の蝶ネクタイ、白無地のブロード生地のシャツが基本のスタイルとなります。
ジャケットの襟はシルクで、へちま襟とも呼ばれるショールカラーかピークドラペルの２種類があり、シャツの襟はレギュラーカラーか、ウイングカラーが好ましいとされています。
カマーバンドとは腹巻きのようなお腹に巻くバンドのことで、カマーバンドかベストを着用することが一般的です。
また、黒の蝶ネクタイをつけていることから「ブラックタイ」とも呼ばれており、招待状に「ブラックタイ指定」と記載されている場合は、タキシードを着用します。
ブラックスーツ
ブラックスーツとは文字通り黒無地のスーツのことです。
タキシードクロスという礼服専用の生地で作られているものは、黒が濃いためフォーマルな場に向いているとされています。
昼も夜も着用できますが、ディレクターズスーツやタキシードに比べると、ややカジュアルに見えてしまうため、着用するときは、どんな場所に呼ばれているのか、どんな立場で呼ばれているかをよく考えてからにしましょう。
セミフォーマルで気をつけること
最近はブラックスーツもセミフォーマルとして着用できると言いましたが、これは日本だけのようです。
海外のパーティーなどに参加する際は、注意が必要です。
また、礼服の簡略化の影響でカラースーツやジャケパンスタイルも、セミフォーマルとして着用している人も増えているそうですが、正式にはセミフォーマルスタイルではないので、格式高い場では着用しないように気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたか？
意外とセミフォーマルを求められる場は身近にありますよね。
中高年の男性はセミフォーマルスタイルをビシッと着こなすことで、年齢を重ねてるからこその貫禄や、大人の色気を纏うことができるのではないでしょうか。
セミフォーマルの装いで、女性をしっかりエスコートできる男性は、紳士そのものです。
モテモテ紳士になるために、セミフォーマルスタイルを武器にしましょう。
