社交ダンスは、男女がペアになって踊るものですが、ただ踊れば良いというわけではなく、そこには社会的なマナーや女性に対するエチケットがたくさん含まれています。
日本ではあまり感じられることはありませんが、国際社会では男性が女性をエスコートするのが当たり前ですよね。もともと海外の文化から発展した社交ダンスでは、女性をエスコートすることは基本的なことであり、しっかりと学ぶことで普段の生活の中でも大人としての余裕が生まれるため、男性としても魅力的です。
今回はそんなエスコートがどんなものなのかをお伝えします。
どうしてエスコートが必要なの?
社交ダンスは、お付き合いや親睦の目的で踊られるものであり、海外では紳士・淑女のマナーとされています。
これは歴史的文化のひとつであり、欧州では幼い頃からコミュニケーションの手段として、当たり前に学ばれているようです。
よく海外の人は「レディーファースト」が当たり前と聞くと思いますが、その意味合いは奥深く、男女ともに意識すべきマナーやエチケットになるのです。
今後はより国際化が進んでいくため、こうしたマナーを学べるのも社交ダンスの魅力のひとつ。女性からすると、エスコートをされるということは、ときめき感や安心感を感じられることでもあるので、モテる男性にも近づけると言えますね。
エスコートの仕方は?注意したいマナーも解説
さて、エスコートといっても、実際にどんなことをすればいいの?という男性も多いかもしれません。
ドアを開けてあげたり、食事の時は奥に座るよう促したりするのは、日本でもある程度意識されていますが、ここでは社交ダンスにおけるエスコートとはどんなものなのか、注意したい点も合わせてご紹介します。
社交ダンスで意識したいエスコートの仕方
社交ダンスをする時には、基本的に男性から女性を誘い、下から女性の手を取ります。
フロアに出る時は、男性が周りに注意を払い、危険のないように女性を促しましょう。
ステップなどの技術やダンスの難易度は、基本的に女性に合わせます。
小柄な女性であれば歩幅が小さい場合もあるので、そっと合わせてあげると女性も踊りやすくなります。
日本人はあまり慣れていないことも多いのですが、所作のひとつひとつも大切にすると美しく見えますし、大人の余裕が感じられる行動でもあるので、堂々と自信を持ってやってみましょう。
所作以外にも注意しておきたい点
目の前の女性をエスコートすることは大切ですが、それ以外にも気を配っておくべきエチケットがあります。
例えば身だしなみ。
社交ダンスは女性とかなり近い距離で踊るものなので、服装や髪の乱れはもちろん、ニオイなどが気になる場合もあります。
ヒゲを整えたり、女性と繋ぐ手のお手入れを心がけることも、女性への気遣いのひとつです。
さらにフロアでは自分とパートナーだけではなく、多くの人がなかなかのスピードで踊っていることも多く、衝突してしまう可能性も。踊る方向や周りの状況をしっかり確認して、女性をリードしてあげてください。
ダンスの最中には、怪我の恐れもありますので、女性の手を離さないようにしましょう。
その他にも、女性に年齢を聞いてしまったり、男性が女性にダンスを教えてあげようと知識をひけらかしてしまったりすることもあります。ついうっかり……ということもあるかもしれませんが、お互いに社交ダンスを楽しむための気遣いとして、意識しておいてくださいね。
中高年だからこそ発揮できる魅力!まずは意識してみよう
女性をエスコートするということは、マナーやエチケットでもありますが、大人の余裕を感じさせ、女性に安心感を与えるということでもあります。
社交ダンスの場だけではなく、日頃から意識しておくことで、いざダンスをする時にも照れることなく自信を持ってエスコートできますし、モテる男性にもグッと近づきます。
中高年の落ち着いた男性だからこその魅力も発揮できるはずなので、まずは日常の小さなことからでも意識してみてくださいね。